ペットが毎日食べている食品等は、ペットの身体に直接的に影響を与えるものであり、動物達の健康と寿命に直結するといっても過言ではありません。日々のペットの食事等をもう一度見直し、一日でも長く飼い主様と一緒に暮らしていただきたいという思いで、ここでは栄養学、ビタミン、ミネラル等の観点から、犬や猫にとって「危険な食べ物」「危険な化学物質」等をご紹介させていただきたいと思います。
犬と猫が食べてはいけないものは、ほぼ共通しています。主にASPCA (米国動物虐待防止協会 中毒事故管理センター)のデータを参考にしています。
・イカ、タコ
・貝類、甲殻類
・淡水魚
( コイ・マス・ニシンなど)
※特に内臓に注意
※全て生の場合に限る
過食すると、青身魚の不飽和脂肪酸により、体内の脂肪が酸化して 「黄色脂肪症(イエローファット)」になります。主な原因は、ビタミンEが欠乏です。
症状:皮膚の下にしこりができる。痛みを伴う事もあり、さわると嫌がる。
急性で現れる病気ではなく、慢性的な食生活の偏りがこの病気を発症します。治療も食生活の見直しを中心に、時間をかけて行います。
・ミネラルウォーター
・海苔
・鰹節
人間用の鰹節には 塩分、マグネシウムが含まれています。海苔と同じく、猫の場合尿結石(ストロバイト結石)ができやすくなります。少量なら問題ありませんが、大量に与えない方が無難な食材です。
犬の症状:下痢、泌尿器症候群
猫の症状:下痢、FUS(猫泌尿器症候群)